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早稲田大学 政経学部合格 男子
流儀 其の十九 11,12月編

この時期、日本史学習に関してプレッシャーや不安に感じたこと

 この時期は中世、つまり1学期の最初に習った内容が少しずつ曖昧になっていき、模試でも高得点につなげることはできませんでした。

過去問に関しては、「量より質」を重視していたので、知識を得るため、というよりむしろ「なぜ自分がこの問題を解けた・解けなかったのか」を分析するために利用していました。この考え方は直前期まで変わることはありませんでした。

この時期には日本史学習ではどのようなことを行なっていたか

中世の記憶が薄れていたので、復習に関しては時代ごとに徹底的につぶす作業を反復しました。文化史も時代が終わるごとに復習していたので、歴史的背景とのつながりを意識することができました。夏期講習の土屋先生の政治・経済・外交や文化史のテーマ史のテキストを所々で見るというのも効果的だと思います。

江戸時代は、「誰が何をどうして行ったのか」を関連づけながら覚えないと、センターの問題でもつまずきます。特に三大改革は最後まで悩まされましたが、差が出るところですから、逃げずに簡単なところから攻めていってください。

普段の学習では、自習室で英語の長文や現代文など、特に集中力を必要とするものを解いたりした後で、その間に日本史を軽めに赤シートで隠して確認し、家へ帰ってぶつぶつと変な声を唱えながら、日本史の暗記作業をやっていました。復習が完全に終わることはありませんから、とにかく確立された学習スタイルの中で反復することが重要だと思います。放置しておくと、系図など、簡単に忘れてしまうと思います。

冬期講習での受講講座は何を申し込んだか。また、その講座を選んだ理由と受講後の感想

「日本史の戦場 近現代政治・経済・外交テーマ史」「日本史の戦場 難関私大形式別問題対策」「早大日本史予想問題演習」を受講しました。

日本史に限らず、この時期となると、新しい知識の獲得に力を入れる、というよりも今までの知識の使い方を知ることが重要になってくると思います。テーマ史の授業に関しては、夏期同様に、学期の授業にプラスする形で、流れを意識しつつ復習することができました。形式別対策の授業は、本番に向けての実践的な取り組み方を身につけることができました。

早稲田予想問題の授業は、演習形式で、かつ短期間で通史を終わらせるので、はっきり言って頭が冴えました(笑) ちなみに、2012年度の本番で、土屋先生の予想した史料が的中していました。

サクナビ学習でやや不便に感じたこと。それを解消するために自分で工夫をしたこと

 書き込むスペースが足りなかったので、思い切ってルーズリーフを見開きの両側に貼り付けて、見開き4面以上の、巻物のようなサクナビになりました(笑)

人それぞれですが、私はこれによって歴史展開のようなものが頭に残っていきました。サクナビを自分が学習しやすいように加工することはしてもいいと思います。

模試の成績はどうであったか。その成績は以前に比べあがっていたか

正誤問題に関しては得点率が上がりましたが、最初に習った時代の問題に関しては今一つでした。その代わり、復習ではその失敗を常に心がけました。

日本史に関する流言飛語について

 ほとんど耳にした記憶がありませんでした。もしかしたら、聞いていてもスルーしていたのかもしれません。

受験生への応援メッセージ

 勉強に関する気分転換は、好きな科目の勉強でするのもアリです。自習室の前などで大学生に「なりきっている」人とか、たくさんいると思いますが、「自分は(ホンモノの)大学生になる」という4月の意識は忘れずに頑張ってください。必ずそばで勉強している人がいます。


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