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早稲田大学 政経学部合格 男子
流儀 其の十九 4月編

土屋先生の日本史講座を選んだ理由

予備校選びでは、まず講師の質を重視しました。また、早稲田祭に行ったときに、商学部(当時の第1志望学部)の先輩で、学校法人代々木ゼミナールに通っていた人の勧めもあり、土屋先生の日本史の講座を受講することにしました。しかし、現役のときは全体的に受験に間に合う状況ではなく、浪人をすることになりました。浪人時はもちろん他の予備校とも十分比較した上で、比較的自由な校風の代ゼミで、かつ土屋先生に再びお世話になることにしました。

ちなみに友人には、ほぼ洗脳に近い指導法?をする予備校に行ったり、テクニック重視の予備校で授業をとる人もいました。

土屋先生の授業を受けた最初の感想。最初のころのノートまとめ奮闘記。

現役のときは、春期講習で文化史の講座を受講したのですが、当時は2コマ完結だったので、正直あまり印象には残っていません。1学期が始まると、大勢の浪人生に囲まれながらの授業だったので、高校とは違う空気を強く感じました。

ノートに関しては、授業中に指示された書き込み以外にも、復習時の手助けとなりそうな情報に関してはメモをとったりしていた関係で、字が乱暴になりがちだったので、清書は授業の流れを思い出すためにも行っていました。メモというのは、なんでも書くのではなく、うまく取捨選択することが必要で、そうでないと「あれもこれも!」とただ焦るだけになってしまいます。

浪人のときは、復習も兼ねて本科生の選択授業である「早慶上智問題演習」(現在では「早慶日本史問題演習」)を受講し、+αの知識と正誤や初見史料などの解法を習得しました。この講座では、「コンプリート日本史」では多く時間を割けない部分の解説が多かったので、サクナビは清書せず、新しい情報を現役のときのサクナビに書き込んでいきました。しかし、現役生ならば、上級の知識よりもコンプリート日本史で基礎の土台を築くことが入試直前まで必要だと思います。それでも十分合格に届きます。

4月までの日本史学習

正直、日本史に関しては、かなりの苦手意識がありました。学校でも、日本史から大幅に脱線した話をする先生や、予習をせずに黒板に参考書の内容を書き写す先生などが担当だったので、結局授業とは別に自習する、といった状況でした。周りも同様で、各自で1問1答をやったりしていました。受験の日本史に関しては、「用語集を頻度①のものも丸暗記せよ」というステレオタイプがやはり流れていたのですが、実際の過去問を見ても、難問の割合はわずかで、「頻出の基礎知識から流れを押さえつつ覚えていくべきなのでは?」という疑問を感じてはいました。

そのことは、実際の代ゼミの授業、特に土屋先生の日本史や元井先生古文の授業が始まると明らかになっていきました。人にもよりますが、受験勉強が始まる前、つまり知識がない状態で実際の入試問題を見ると、今後の勉強法などのイメージが漠然と浮かんでくると思います。そこに大いに得るものがあるのではないでしょうか。

春期講習までは、受験勉強と意識せず、なるべく興味、関心が持てるように図版を見たりして時代のイメージや、大まかな流れをつかんだりしました。春期講習では、1学期に慌てることのないように、土屋先生の文化史の講座『日本史戦場 文化史の克服』を受講しました。

4月までの日本史の成績はどうであったか

 学校のテストは平均点+αですが、模試の偏差値でいうと65はとれていたと思います。ただし、これは現役生しか受験していない模試なので、現浪が合わさると違った数字になると思います。

他の受験生の勉強法

ほぼ全員が学校の授業のノートを使うことがなく、自分でノートをまとめたり、1問1答にこだわる人も多くいました。しかし、どの方法でも知識の詰め込みに過ぎず、流れを意識し、かつ効率的な勉強は、得意でない限り予備校の力が必要なのかなあ、と思いました。



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