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早稲田大学 文化構想学部合格 現役女子
流儀 其の十七 1,2月編

この時期、日本史学習(受験全般)で感じた不安

センター試験まで意外と時間がないことに気づき、過去問を必死に解いていました。しかし、私は早稲田以外の学校は行く気がなかったのでセンターを受けるか受けないか直前まで悩み、そしてセンターの勉強をしているときも「この時間を私立の勉強に割ければ・・・」と何度も葛藤していました。

結局センター試験は受けたのですが、あまり結果はよくなく、しかしこの結果が逆に私には早稲田しか残されていない、と気持ちを奮い立たせてくれました。

1月、2月には日本史学習はどのようなことを行なっていたか

何度繰り返したかはわかりませんが、苦手なページはポストイットをはっておいてそこを毎日復習し、覚えたらはがす、というふうにしていました。
また系図関係は、土屋先生に言われたとおり、必ず手で書くようにして、ちょっとでも不安に感じた漢字も手で書くようにしていました。
また移動時間に苦手なページの講義の録音をサクナビを見ながら2倍速で聞いたりしていました。録音を改めて聞くと「そういえばこの語句はこの語句とこういうつながりがあったな」と思いだし印象付けられ覚えることができます。 そして過去問を解いて、“習ったはずなのにわからなかった(覚えていなかった)語句”はサクナビに薄く鉛筆でしるしをつけていました。そして二度とその間違いをくりかえさないようにしていました。

明治時代以降に関しては、語句と語句の関連性がとても重要になってきます。土屋先生は何度も受験生に指示されると思いますが、先生のおっしゃった順番どおりにサクナビを覚えてください。なぜかというと、その関連性の重要さに気づけるのは過去問を解いたときだからです。
また、過去問を解くとすでに覚えている語句に関して新たな発見があるので自分の行きたい学校の過去問はしっかり解いてください。 儒学や蘭学者の系図もサクナビではその位置(サクナビには時期や時代の変遷が語句の位置関係であらわされているのです!)も重要となってくるので、手で書いてきちんと覚えることをおすすめします。

冬期講習の復習に関してですが、私はやはり通史のほうにウエイトをおいていました。冬期講習で新しく習ったことは色を変えて1,2学期のサクナビのほうに書き込みはしていました。
それと先生の予想で出そうな範囲のページはほかのページより多めに復習するようにしていました。

受験を申し込んだ大学、学部。また、日程などで気をつけたこと

明治大学 国際日本学部(センター利用)
上智大学 文学部(一般)
早稲田大学 文学部(一般)
早稲田大学 文化構想学部(一般)
早稲田大学 教育学部(一般)

とにかく第一志望校以外行きたくなかったのでほんとうはもっと減らしたかったのですが試験慣れするために受けました。結果うけてよかったです。試験慣れは必要です。

試験会場に持って行ったもの。また、サクナビに書いていない語句が出てきたときに試験中どのように感じたか。また、その語句を調べて、サクナビに書き込もうとしたか

早大日本史予想問題演習で予想されたものには目をとおして、あと1、2学期のサクナビと先生の史料集を持って行きました。 あらかじめ自分が不安なサクナビのページに付箋をはっておいてそこをぱらぱらと確認したり、あと当日サクナビの“史”の字を見ただけで史料が浮かび上がってくるぐらいにはなっていたのですが、それができなかった史料を確認したりしていました。

私は自己採点はしました。解けたはずなのに解けなかった語句にはサクナビにしるしをつけ、もしまた出てきたときのために備えていました。
また、“知らない語句は切り捨てる”という姿勢は過去問を解いたり模試などでもずっと貫き通してきたので、本番で知らない語句ができてきても全く抵抗なく切り捨てることができました。
そしてその切り捨てた語句を差し引いても自分の知識内で解ける問題数は合格点に達する量だったので、安心(そもそも不安はなかったのですが)しました。


明日、志望大学に受験に行くあなたへのメッセージ

第一志望である早稲田大学文化構想学部の試験の最中、わたしは途中退出を考えるくらい緊張で体調を崩していました。あんな状態の中でよく受かったと思います。

受験当日は何が起こるか本当にわかりません。わたしがあそこで途中退出しなかったのはこれまでの自分の努力とそれにともなう辛さに自信を持ち、それを無駄にしたくないという気持ちが強かったからかな、と思います。

そして日本史に関しては土屋先生にちゃんとついていけば絶対に大丈夫です。これは自信を持って言えます。
中途半端に頑張って中途半端な結果だすより、結果はどうあれ死ぬ気で頑張ったほうが絶対にいいです。まあ本当に死ぬ気でやれば結果はついてくると思います。

あと少し、自分の納得のいく結果が出るように、いい意味で自分を追い詰めていってください。



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