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早稲田大学 教育学部合格 女子
流儀 其の十六 5,6月編

サクナビの効率性と受験勉強への影響

私の場合、サクナビの効率性を実感したのは冬になってからでした。夏期講習頃になると効率が良いことには気がつきましたが、深く感じたのは直前期です。この時期の私はまだまだサクナビを活用できていませんでした。復習が不十分だったのです。

そのくせ、サクナビの復習をなんとなく済ませると、問題集で力試しをしてみたくなりました。しかし知識が定着していないので、当然解けません。次に問題集の解答を見て正しい語句を覚えます。この学習法は無駄だったのですぐにやめました。問題集で語句を覚えるならサクナビは必要ありません。問題集の解答の中にはサクナビに載っていない語句もあります。サクナビと問題集両方から知識を得ようとすると勉強の軸がぶれて効率が悪くなります。何か一つ、メインとなる教材を決める方がと良いと思いました。私は受験に出る語句が凝縮されたサクナビを取りました。

サクナビは試験でどこが出題されるのか一目瞭然です。また、関連事項のページへも飛べるようにページ数の書き込みも行っています。全て自分一人ではできません。そうした工夫を凝らした教材があるのだから、使わない手はありません。時間もありませんし、一年はあっという間に過ぎていきます。また、サクナビはだらだらとした説明が書かれていることもなく、レイアウトもシンプルかつ飽きないのでそのまま画として脳裏に焼き付けやすいです。

この時期になってようやく史料問題の対策に着手するようになりました。当初は、史料はコンプリート日本史の付録で学習していました。しかし、授業で毎回のように(笑)土屋先生に『眠れぬ夜の土屋の日本史』を勧められていたので、どんな本なのかも気になっていたので購入しました。現役時代に何冊もの参考書を購入して活用できなかった経験から、新しい参考書に手を出すのは正直気が乗りませんでした。そうは言っても一冊だけでしたし、たとえ先生に勧められたものでも効率が悪いと思えば使うのをやめればいいと思い購入しました。

ちなみに、私はこの時期にはまだ過去問に目を通したりはしていなかったので、あれだけ土屋先生が史料の重要性を指摘していたにもかかわらず、史料問題への対策が重要なものだとは気付いていませんでした。しかし、実際史料問題は出題されます。受験会場での他の受験生の会話を聞いている限り、史料問題は対策が手薄の受験生が多いようでした。サクナビと合わせてその都度しっかりと史料を確認することをお勧めします。私は11月頃までなんとなく目を通していただけだったので、後々挽回するのに大変でした。

まだまだ復習が不十分ではありましたが、私はこの頃になってようやくサクナビと史料集という日本史の受験勉強の二本柱ができました。

サクナビ学習の効率性以外に感じたこと

サクナビ一冊あれば大丈夫、というのは大きな利点です。特に実感したのは試験の当日です。まず、かさばらない。試験会場に大荷物で行くわけにはいきませんから助かりました。また、休み時間は短く、その限られた時間に確認できる情報は限られています。いつも使っている教材がまとまっているからこそ目移りすることなく短時間に復習を行うことができました。そして、繰り返し復習したサクナビは精神的な支えとなってくれました。サクナビがお守りになるかどうかは自分の復習量次第、時間が空いたらとにかく復習をすることが大切だと思います。

というのも、私は2月頃に差し掛かってからそれまでの復習を十分に行えていなかったと痛感したためです。それからはとにかくサクナビに触れるようになりました。何度ページを開き図を見たか、何度語句に出会ったか、それが志望校合格に重要になってくると思うので、最後の最後までサクナビを開くことをお勧めします。


受験勉強でスランプがあったか。そのスランプをどう乗り越えていったか

ゴールデンウィーク前後にスランプは感じませんでした。世間は大型連休に浮かれている様子で、自分も流されてもいいようなものなのに、天邪鬼なのか勉強が楽しかった思い出があります。


日本史の成績はどう推移したか

5月に受けた模試では偏差値は65.4、点数は68/100点でした。偏差値は50前後ではなくなっていましたが、まだ日本史の学習に着手していないであろう伸びしろを持つ現役生も受験しているのであてになりません。やはり自分は日本史ができないなと感じました(私の場合やらなかったのだから当然です)。

以前とは違ったのが、全く知らない、という問題が減った点です。聞いたことはある、授業で習ったけど出てこない、という問題が以前より多くなりました。模試は到達度チェックテストと思い、毎回復習しました。

受験と親

両親から勉強の話について聞かれることはありませんでしたが、自分からよく話していました。代ゼミの授業は楽しかったので、各教科の先生の話をよくしていました。土屋先生の話ももちろんしていました。詳しい話はしませんでしたが、母は今でも土屋先生の授業は分かりやすくて下ネタが多いと認識されていると思います(笑)

他の受験生の勉強法

他の受験生のことは良く分かりません。やはり自分のペースを崩したくなかったので勉強の話はしないようにしていました。


マイブーム

焼きそばとおにぎりばかり食べていました。いつも決まったものをさっさと買ってすぐに代ゼミに戻っていました。毎日食べるとさすがに飽きました。
小腹がすくとカロリーメイトを買って食べていました。お腹がすくと集中できないのでよく授業の前に食べました。
冬になると自販機であったかい飲み物を買うのがマイブームになりました。緑茶やほうじ茶を飲むと幸せな気分になりました。 やっぱり一番落ち着くのは自宅での食事でした。美味しいです。



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