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早稲田大学 教育学部合格 女子
流儀 其の六 4月編

土屋先生の日本史講座を選んだ理由

高校生のときは、代ゼミを筆頭に幾つかの予備校に通いましたが、一度代ゼミの講師陣の授業を受けてしまうと他の予備校の授業が物足りなく感じ、 「せっかく浪人するなら、一年間本当に付いていきたいと思える先生方のもとで勉強しよう。」と思い、代ゼミを選びました。 また、どうしても早稲田大学に行きたかったので、早稲田大学専門コースがあることも魅力的でした。

土屋先生の噂は高校の友達から聞いていました。(面白い・分かりやすい・かっこいい(笑)等…)私の中で「代ゼミの日本史講師=土屋先生」という定説があったので、受講を決めました。 職員の方にも「早稲田を目指すなら、土屋先生が良いよ。」と言われたのでとりあえず信じてみようと思いました。

土屋先生の授業を受けた最初の感想。最初のころのノートまとめ奮闘記。

初めての授業は春期講習の文化史の講座(『日本史の戦場 文化史の克服』)です。
私は高3の11月に文転しているため、日本史の学習はかなり遅れていたので、いきなり文化史から始めてついていけるか心配でした。そして文化史の講座なので、覚えるべき語句などが羅列されたプリントでも配られ、ただ歴史事項や背景や雑学的なネタが長々と語られる授業を想像していました。

しかし実際の授業はとにかく面白く、加えてとてもテクニカルで、完結性のあるものでした。
まず、覚悟はしていたのですが、スピードに驚きました。(ギャグやネタもとても衝撃的でしたが…)3講目くらいになると速さには慣れますが、ただチェックをしてメモを取っているだけのような気がしていました。したがって、当初は授業は録音しておいて、授業後にもう一度聞きなおしていました。今までの学習が理解→ノートだとすると、土屋先生の授業はノート=理解を常に同時にもとめられていたものだと思います。だから今までの勉強の習慣からプリントにチェックをしているだけと思ってしまったのかもしれません。それだけ土屋先生の授業は革新的だったのでしょう。しかし、慣れてくれば理解しながら、チェックや書き込みすることは出来るようになります。

授業の録音は最後まで常にしておいた方が良いと思います。ただ、録音は補助的なものです。「後で聞けば良い」と思って授業に臨む癖がつくと大変効率が悪くなります。また、記録してあると思うと、心のどこかで安心してしまい暗記の弊害になります。「一言も聞き逃さない」という意思を一年間継続させて下さい。

授業は凄く引き付けられ、90分があっという間に感じます。面白い話も真面目な話も加えつつ、入試の出題に合わせて教えるというスタイルは画期的でした。一回の授業で、プロの経験から導き出された出題形式・関連性・出題頻度等…あらゆる問題に対応出来る形式で教えていただくことは、日本史初心者で経験の浅い私にとっては、大変ありがたいものでした。
しかし、この頃は語句を覚えるので精一杯だったので、「分かりやすくて、面白い」という認識しか無く、土屋先生の良さを本当に実感するのはもう少し後でした。

サクナビは二枚コピーをし、一枚は授業用、二枚目は清書用にしてリング式のノートに貼っていました。清書のときは、史料や他のページに触れた場合は水色で、早稲田情報は青色で、覚え方は緑で書いていました。鉛筆の箇所は黒ペンにしていました。またマーカーの色も政治史、経済史、外交史、テーマ史、文化史で色分けていました。初めはノートを綺麗にしたい気持ちが強かったのですが、結果的に色分けすることで後から勉強しやすくなったので自分的には良かったです。

覚えるときは、ひたすら紙に書いていました。初めのうちは説明された順番で覚えていたのですが、気づいたら順番は無視していました。語句を覚えられたら満足していたのだと思います。土屋先生が説明された順番におぼえなければ絶対だめです。

また、覚えるとき必ず自分にとって覚えにくい箇所が出てきますが、出来るだけその部分にマイナスイメージを持たないようにすることが大切です。暗記の妨げになります。
私は、室町の文化がなかなか覚えられず、直前期まで苦手意識を引きずってしまい、大変苦労しました。一度嫌だと思ってしまうと、覚えにくくなります。(春期講習中には江戸まで到達できませんでした。)暗記法を変えるなどして(紙に書く→声に出す)乗り切りましょう。

4月までの日本史学習

先ほども触れましたが、私は高3の11月に文転しているため、日本史は全く出来ませんでした。一応通史は終わらせていましたが、全く使い物になりませんでした。(その年のセンターは40点でした)記憶力には少なからず自信もあり、短期間ですが自分なりに一生懸命勉強したのに全く結果がでなかったので(今考えれば当たり前のことですが…)躍起になり、今後はもっと沢山のことを覚えようとしていました。また早稲田大学が第一志望なので「凄くマニアックな細かい知識まで全て網羅しなきゃいけない。」と思っていました。これは早稲田受験者ならば誰もが思っていることですよね。しかし実際は全く違っていました。土屋先生の授業を受けていなかったら、ただ不安を抱えたまま間違った努力をして、語句の量のみを追いかける方向性の違う勉強をしていたと思います。

とにかく一年間日本史に力をいれなければ、合格は無いと思っていたので春期講習は迷わず受講しました。授業になれるためにも、スタートダッシュのためにも春期講習の受講は強く推奨します。
講習以外には、もう一度通史を見直そうとしていました。(結果的には終わりませんでしたが…)私は教科書も用語集も史料集も持っていなかったので「日本史 Bノート」と「菅野の日本史講義録」という参考書を使用していました。もっとも土屋先生の授業が始まり、まとめノートで勉強するようになったら使わなくなりました。 

しかし、結局春期講習も自分で始めた通史も中途半端になってしまいました。「春期講習だけに集中して、残りの時間は英語に回せばよかった。」とあとで後悔しました。受験生の皆さんは余計なことをせずにまず講師が勧める学習法のみで勉強してみましょう。

4月までの日本史の成績はどうであったか

高3の秋までは理系だったため、日本史で模試を受ける機会が無いまま受験を向かえてしまいました。文転後はMARCHを中心に受験しましたが、過去問の正答率は5割から6割だったと思います。国語が得意科目だったので、国語で日本史のマイナス分はカバーするつもりでした。(第一志望は立教)

他の受験生の勉強法

春期なので、日本史を勉強している人は周りにはいませんでした。


土屋文明プロフィール

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