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慶應義塾大学 経済学部合格 男子
流儀 其の四 5,6月編

サクナビの効率性と受験勉強への影響

サクナビの効果がはっきりと分かったのは五月の第一回センター模試でした。点数こそ84点と個人的にはあまり振るわなかったですが、問題を見た瞬間サクナビが頭に思い浮かび、単語一個一個が鮮明に出せるようになったのです。更に、土屋先生が授業の時に日本史の用語を「このような形で試験で出る」と言っていたそのまんまの出題形式で出題され、本当に驚きました。日本史に割いた時間も今までの書いて覚えるという、労力と時間共に必要な作業から、土屋先生の勧める録音した授業を聞きながらサクナビを読むという方式に変更して、大幅に日本史に割く時間が減ったにも関わらず、点数が現役の時と変わらなかったということで、この五月のセンター模試がサクナビの効率性に確信を持つキッカケとなりました。

また、この頃から膨大な日本史の用語を全て暗記するよりも、出題されやすい用語や汎用性のある用語の重要性を認識しました。
用語集頻度1の言葉を覚えてもその用語の問題で作れる問題は一つしかない、それならば色んな問題に対応できる汎用性の高い用語を覚えていけば頻度1の問題でも他の選択肢を消去できるという考えに変わりました。これは土屋先生も言っていましたが、この言葉でかなり勉強の効率性というものを意識しました。そこからは情報量という不安は払拭され、用語集も持ち歩かないでとにかくサクナビの復習を徹底するようになりました。

サクナビ学習の効率性以外に感じたこと

サクナビを使うことによって論述が意外と強くなったことも利点でした。
細かな論述対策は授業で土屋先生はしませんでしたが、印象的な土屋先生の授業の方法、サクナビのやりやすさが奏功して時系列を意識しなくとも授業の復習をすれば自然と授業、サクナビを繋ぎ合わせていけば時系列が頭に入りました。

志望大学が時系列を追う論述が多かったので論述対策をしなくてもサクナビを頭に浮かべていけばスラスラと論述が書けるようになったのです。改めてサクナビはかなり工夫された歴史語句の配置となっていることに気付きました。

受験勉強でのスランプ

5月の終わり頃からかなりモチベーションの低下がありました。それは、一旦ひと段落の意味も込めて大阪へ遊びに行ってしまったのが理由です(笑)
4月から二ヶ月弱、それこそ遊びを一つもせずにずっと勉強していたので、ここらで一旦休もうと思って遊んでしまいました。しかしあまりに楽しすぎたため、それ以降の授業に身が入らなくなり、明らかに自習時間が減ってしまいました。

正直なところモチベーションの低下は一学期の終わりまで続いてしまいましたが、モチベーションの低下は勉強のやりすぎで、一度の遊びが大きな反動となってしまったのだと自分で考え、2週間に1度は小さな遊び(サッカーや映画、ショッピングなど)を作り、なるべくこまめに遊びをしながら勉強を続けるように方法を変えました。これはかなり効果的で、モチベーションの低下は続きつつも必要最低限の事はすることが出来ました。一週間に一度は休む事も大事なので参考にしてください。

日本史の成績の推移

最初のセンター模試では偏差値が71でしたが、点数的には現役時と変わりなく、またセンター模試だったのであまり参考にならないと考えていましたが、明らかに解答に到るプロセスが違っており、サクナビを通じた勉強法に自信を持つキッカケとなりました。その後の6月の全国総合模試では、86点の偏差値65でした。これでかなりサクナビの勉強法に自信を持ち、受験までの日本史の勉強法を確立したキッカケでした。現役の時の同じ模試の日本史は12月で67点の偏差値60だったこともあり、また記述でこれだけ取れた事は今まで無かったのでかなり自信がつきました。分からない問題が無く、スラスラ解答を埋めていけた時は本当に嬉しかったです。

周りの受験生はどのような勉強をやっていたか

皆、通っている予備校のテキストを復習していました。あと一問一答をやっている人が多かったです。しかし、現役時代とやり方があまり変わって居なかったので誰もが苦手である史料や文化史は苦手のままの人が多かった印象で、差がつくような勉強をしている人は周りには居ませんでした。

正直、一問一答は今だから言えることでもありますが、ほんとに試験に出るのか疑問の多い問題が多く、現役時代の勉強法から脱却していた自分の目からは語句のカバー率を謳っている所以をただ感じるだけで、皆一生懸命やっているなぁという印象でした。

受験と親

僕からは特に勉強について話したことはありませんでしたが、親自身、サクナビには興味を持っていたようです(笑)僕が親の見える所で勉強していることもあり、親も日本史の勉強の仕方が変わっていることに気付いたらしく必死に僕が読み込んでいるサクナビを読んでいました。また成績が上がっていることも代ゼミから来る手紙で知ってたらしく、「現役から通っていれば良かったかもね」と言われました(笑)

マイブーム

食べ物や飲み物ではありませんが、マイブームだったのは散歩でした。
散歩は、勉強が疲れた時、代々木界隈を歩き、新しい発見を見つけていくことでした。おかげで平田神社(江戸時代の平田篤胤に由縁がある)を見つけてテンション上がったり、駅近の昭和感漂う銭湯を見つけたりと、発見が多くてマイブームになりました。


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