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上智大学 社会学部 合格 男子
流儀 其の参 1,2月編

この時期、日本史学習(受験全般)で感じた不安

いよいよ年が明けてしまったこの時期に入ると、新春○○セミナーだとか直前セミナーとかセンターまであと○日などと書かれたはり紙など、試験間近なことを否応にも意識させる広告を目にするたびに、憂鬱な気分になってましたね。

1月、2月には日本史学習はどのようなことを行なっていたか

日本史の勉強に関してですが、僕は1月と2月で勉強の線引きをしていました。1月中はとにかく時代ごとの克服に明け暮れてました。比較的政治史はできていたので、僕は文化史を中心に政治史も含め時代別に追いかけてました、2月に入ると試験も始まるのでもっとミクロな所に視点を向け、テーマ史を中心にサクナビの細部まで正確に思い出せる練習をしていました。やりたいテーマ史を1日の始めに挙げてみると膨大な量になると思います。そのためにも1月中に大部分を確認しておく必要があると思います。

1. ぼくの場合1学期の内容に関しては2学期のあの膨大な政治史の量に比べたら楽だと思っていたので、あまり意識することなく忘れない程度に復習を維持してました。今思うと「1学期の政治史は大丈夫」と思えることで大分精神的に楽になれたと思います。この時期に"武器"を持つことほど心強いことはないかもしれません。

ただ1学期の内容で手こずったのは寺社、仏教関係でした。やはり文化史は最後までつきまとう最大の問題ですね。実際ぼくの学科で、仏教に関する史料問題が10問くらい一気に出ました。手をつけてなければご臨終でしたね(笑) 

2. 2学期の復習はセンターまでには必ず終わらせたいですよね。僕の場合12月中に終わらせようとしてました。しかし一通り政治史はカンペキ!!と思えたのは1月7日とか8日とかだった気がします。カンペキだと思えても後々穴が何個も見つかるものですが・・・(笑)

3. この時期はレギュラーの授業と冬期の講座の復習のかねあいがかなり難しいのではないかと思います。僕は政治史は完全にレギュラー中心に…逆に文化史の勉強は冬期講習講座の復習を中心にしていました。やはりレギュラーのサクナビが頭の中に入っていないとどうしようもないので、レギュラーの政治史が終わってないうちはとにかくサクナビ中心にすべきではないでしょうか。文化史は特に冬期の江戸のテーマ史でレギュラーにないもの (蒲生君平など)が出始めるので、かなりキツいですけど、文化史にやっていない箇所を作りたくなかったので、必死に冬期文化史の復習をしていました。

日本史はたしかに暗記科目で、どれだけ覚えてたかで勝負が決まると言っても過言はないと思います。しかし切羽詰まってくるこの時期、意識しなくてはならないことは、どれだけ覚えるかではなく、どれだけ点数を取れるかです。必死に新しい語句を覚えようと飛びつくのではなく、本番でより点数を取るためにどうすればいいのか・・・と、最善の策を取ることが合格への近道だった気がします。

受験を申し込んだ大学、学部。また、日程などで気をつけたこと

うろ覚えですが・・・
・上智大学総合人間科学部社会学科
・上智大学文学部新聞学科
・横浜市立大学国際総合科学部経営学科
・早稲田大学社会科学部
・青山学院大学経営学部
・青山学院大学社会情報学部
・明治大学経営学部経営学科
・法政大学社会学部社会学科
僕はなるべく3日以上連続でいれないようにしました。たしか連続は最高で二日連続にした気がします。

受験の前の日、当日に日本史でやったこと。試験会場に持って行った日本史関連のもの

受験の前の日は勉強を控える人などいましたが、緊張しなかったからか平常心を保ちたかったからか、いつも通りの勉強してました。特に日本史は確認しておきたい範囲がたくさんありましたから…。当日試験会場に持って行ったものはサクナビと眠れぬ夜の・・・だけだったと思います。講習のテキストなど持って行きたい人はいるでしょうが、当日重い荷物を担いでいくのは体力的に相当リスキーだと思います。

ただ意外と土屋先生のテキストは威圧感があるものですよ。『○○大予想問題演習』のテキストを机の上に置いておくだけでかなりまわりの受験生にはプレッシャーになるのでその面では持っていくのはありかもしれませんね・・・

逆に滑り止めの時は何も持って行かないくらいの余裕ぶりでした(笑)
そういえば本命校のときは迷わずグリーン車に乗りました。受験の時は朝の通勤ラッシュとかち合うのでかなり体力的にツラいからです。グリーン車の中でのサクナビは格別でした(笑)
僕は明治かどこかに行くときに満員電車でボロボロになりながら試験会場についてからトラウマになりました(笑)

試験が終わった後、日本史の自己採点をやったか。また、サクナビに書いていない語句が出てきたときに試験中どのように感じたか。また、その語句を調べて、サクナビに書き込もうとしたか

試験が終わった後、日本史の自己採点をやりましたか。
→本命の学校の時に少しだけしました。どうしても気になった問題だけですが・・・

クナビに書いていない語句が出てきたときに試験中どのように感じたか。
→先生が常々「出来なくてもいい語句は捨てろ」と、言っていましたが実際僕の受けた試験ではあまり知らない語句が出ませんでした。だから「なぁんだ出ないじゃん(笑)」くらいの楽な気持ちで受けることができました。たしか1問だけまったく知らない問題が出ましたけど、何も考えずスルーしました。

明日、志望大学に受験に行くあなたへのメッセージ

恐らく今まで土屋先生に絶大なる信頼を置いて勉強をしてきたでしょう。土屋先生の言うとおり勉強すれば大丈夫なことは、この日本史の戦場に掲載されている僕ら3人をはじめ、代ゼミに掲載されているたくさんの先輩たちが実証しています間違いないです。しかし、最も受験で大切なのは自分自身への信頼です。一年間今までにないくらい必死に勉強してきた自分自身を信じてください。「こんだけ勉強してきたんだ、他の受験生に負けるハズがない!!」と思って試験に望んでください。そして最後にもしも志望校に合格できたら…両親をはじめお世話になった先生やいろんな人への感謝の気持ちを忘れないでください。4月に無事、志望校に入学していることを心から願います。上智の新入生ガイドになった僕としては4月に後輩になっていてくれるとうれしいです(笑)


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