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中央大学 法学部合格 男子
流儀 其の壱 7,8月編

夏期講習の受講講座と講座を受講した理由、経緯

僕は土屋先生の日本史の戦場の夏期オリジナの講座、「政治・外交・経済テーマ史」と「テーマ別文化史の克服」、「戦後史の攻略」を受講しました。最初は戦後史の講座をとることは考えていませんでしたが、日本史の学習を進めていくうちに、自分の学習状況からして12月以降に戦後史をやる余裕がないと判断して、テーマ史講座の学習に見通しがたったときにフレックスサテラインで一気に学習しました。

僕は夏期は大学別の出題特徴をあまり意識せずに、まずは1学期にやった知識の定着と関連づけを徹底しようと考えていました。ですからテーマ史講座を選択したわけです。このテーマ史講座は期待していた以上の学習効果がありました。

政治・経済・外交テーマ史講座では江戸時代までにでてくる全てのテーマが網羅されています。もちろん、他の塾などでも同じテーマ講座があると思いますが、土屋先生のテーマ史講座はその全てのテーマを行います。「あとはプリント見といてね」とか「ここは分かるからいいよね」などといった授業は一切ありません。他の大学に合格した人の体験記にもこの講座がおすすめ講座としてあがっているのはそのせいだと思います。もちろん夏期の5日ですべてを解説することなどできないはずですが、そうした場合テキストにはテーマガイドのような解説項目が用意されているのです。僕はこれを活用しました。

テーマ文化史講座は江戸時代までの文化史をテーマで解説する講座です。この講座はテーマ別でありながら時代別の文化も少し解説してくれす。まだ時代別の文化史が終わっていない僕にとってはもってこいの講座でした。この講座も受講しておくと9月以降の文化史の勉強が楽になります。でるわけもない文化語句を教科書や用語集からひろいあげてノートを作る時間があるならこのようなテーマ文化史講座をとったほうが時間を有効につかえますよ。

土屋先生の今年のホームページを見てうらやましいなぁと思ったのは、夏期に正誤問題の解説講座が加わったことです。正誤問題を多く出題する大学を受験する人はこうした講座を受講するのもいいでしょう。正直僕は音盤で正誤問題で苦戦しました。

1学期のサクナビの復習は8月までに終わっていたか

終わっていませんでした。
土屋先生は授業のなかで何度も1学期にやった知識を8月までに定着させる重要性を授業で言っていましたが、定着度は8割程度。また、あれほど土屋先生から言われた(たぶん今年も言っていると思いますが)のに史料の学習が十分ではありませんでした。やるべきことを後回しにしたあげく8月に挽回できないと、9月から近現代の学習との調整が大変になります。僕はその調整に2ヶ月もかかってしまいました。

どうして8月までにサクナビを復習できなかったか。これはこの時期の受験生に共通することかもしれません。それは土屋先生が指示した学習を行わずに、余計なことばかりをやっていたからです。これは9月に入って土屋先生に相談したときにズバリ指摘されたことです。

サクナビがあまりに効率的すぎるのです。だから物足りないような気になって、教科書を読んでみたり、雑誌に書いてあるような自分に合わない学習を食い散らかしたりしていました。

文化や史料の勉強は思っているよりも時間がかかります。この2つは夏の長い期間に計画的にやったほうがいいです。

1学期のコンプリのサクナビと講習講座のサクナビの連動性

政治経済外交テーマ史とテーマ文化史の克服は1学期の範囲をテーマ史で学習するというものでしたので1学期のレギュラー授業(コンプリート日本史)の復習にも役立ちました。また、時代を横断するヨコのつながりも分かるようになったので、赤本などを解いたときに答えを出しやすくなりました。入試ではヨコのつながりを通じて問題が出されくるので、この時期に時代別とテーマ史別の2つの面で学習ができたことはよかったと思います。

僕は講習講座とサクナビを連動させるため、講習で新しく習った語句をコンプリのサクナビにも書き込んでいました。まあ土屋先生に言われたことなんですが(笑)、新しく追加した語句は色を変えてサクナビに書き込んでおくといままで何度か勉強した語句とは区別されるので覚えたつもりにならずにいいと思います。

周りの受験生は日本史における夏期講習をどのように考えていたか

僕は最初の原稿を書いてから今の原稿を書くまで2年間あいてしまったのですが、いい機会だとおもって友人や後輩に聞いてみたところ、はっきりした目的をもって講座を受講していなかったようです。漠然と近現代の講座を受講してみたけど結局夏は一度も復習しなかったとか、文化史がやばそうだったので受講したけど結局別な問題集で文化史を学習してたとか有効に夏期講習を利用できていなかったようです。

日本史は暗記科目だから夏期講習をとらなくてもできるといって夏期講習を受けなかった人もいました。講習をとるかとらないかは人それぞれだと思いますが、目的意識をもって講習を受講すれば必ず実力がつくと思います。

夏の暑さ対策

予備校の校舎はどこも冷房が効いているのでできるだけ予備校にいるようにしていました。体を冷やしすぎないように意識して長袖の服を着たり水筒に温かい紅茶やお茶を入れて飲んでいました。

夏に受けた模試の成績

記憶が曖昧なのですが、そこそこ取れていたと思います。偏差値は60をきることはなかったです。模試の復習はサクナビと照らし合わせてきちんとしていました。

スランプはあったか。どのようにして乗り越えたか

スランプといえるかどうかわかりませんが、僕は4月からずっと語句を覚えることだけを行ってきたすこし飽きてきたというか、雑になったような気がします。ぼーっとサクナビを見ている時間が長かったり、史料などやりにくい箇所を適当な理由をつけてやらなかったりした時がありました。

結局史料の学習はあとで死ぬほど学習して遅れを取り戻しましたが、サクナビの学習は暗記する時代を時代順ではなく逆にしてみたり、夏期講習のテキストについている問題を解いてみたりして少し学習に工夫を加えてやっていました。

受験校は決まっていたか。いつぐらいから決めていたか

志望校や学部は特に決まっていませんでしたが、予備校に通わせてもらっているのだからMARCH以上の大学には行きたいと思っていました。日本史以外の教科に自信がなかったせいもあり、この時期には志望校を決めるどころではありませんでした。

ストレス解消(息抜き)にやっていたこと

僕のストレス解消法はコンビニで雑誌を立ち読みすることです(笑)いつもではなく、1週間に1回程度。お昼をコンビニ弁当ですませるときにやっていました。


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