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青山学院大学 法学部 現役合格 女子
流儀 其の五  7,8月編

夏期講習の受講講座と講座を受講した理由、経緯

夏期講習では『土屋文明の日本史 前近代テーマ史』と『土屋文明の日本史 戦後史』を受講しました。
前近代のテーマ史は夏期講習までに習ったレギュラー授業の内容をテーマごとに復習出来て、尚且つ私はテーマごとにその内容が得意になっていったので一つも取りこぼすことなく復習出来たので良かったです。時代別の勉強が進んでいる人は知識の関連づけと定着を、まだ時代別の勉強が終わっていない人は知識の確認をヨコの流れから確認できる講座です。私が言うのも難ですが、土屋先生が特におすすめする講座の一つであり、実際に私が受けて本当に良かった講座の一つでもあるのでぜひ受けてほしい講座の一つでもあります。

戦後史の講座を受講したのは、私の志望校が戦後史を多く出題する入試傾向であったため戦後史を覚える時間の少ない12月頃に必死に覚えるよりは、賢く夏の時期に戦後史を先取りして覚えていく方法を選択したためです。多くの受験生が苦手とする戦後史を私は夏休みに勉強したことによってこの時代を得意な時代とし、本番の入試では自信を持って臨むことが出来、結果も良い結果で終わりました。入試までの時間は有限であるので、その時間を有効に柔軟に使うべきだと思います。

1学期のサクナビの復習は8月までに終わっていたか

私は、文化史の勉強が止まっていました。歴史の流れやそこに出てくる重要な語句等を覚えることに必死で、文化史の勉強にまで手が回りませんでした。それでも点数がとれてしまっていたことも慢心につながったと思います。なので模試で自分が覚えていなくて答えられない文化史の問題に出くわしたときすごく悔しい思いをしたことを覚えています。文化史は覚えた分だけ点数が取れると思いますし、きちんと覚えていたら、試験で自分を助けてくれる分野になると思います。 もっと上手に音声教材を使用すればよかったと思っています。

また、この時期4,5月に習った内容を部分的に忘れていました。反復の回数が足りなかったのだと思います。覚えていたつもりでも意外と抜けていることも多いので、毎日必ず自分の気になるところをチェックし、その都度覚えていくことが重要だと思います。 サクナビをサラッと見て終わりにしないで、必ず音声教材で知識の定着をチャックするといいでしょう。

1学期のコンプリのサクナビと講習講座のサクナビの連動性

講習講座の中で自分の記憶が曖昧であったところに出くわしたときは、もう一度1学期の詳説日本史講義で使用したサクナビで復習するようにしていました。詳説日本史講義のサクナビにはすべての情報が網羅されているわけですからこちらをメインにしましょう。その際、自分のなかなか覚えられないところをピックアップして音声教材を使って学習するようにしました。正直、土屋先生の音声教材はかなり使えます。どうしてあれだけのものを無料を提供しているのか不思議になるくらい工夫のこらされた教材です。

音声教材を使ったこれらの作業は必ず毎日行うようにし、前日にやったことを覚えているかどうかを毎回確認しながらやっていきました。覚えるのに時間がかかったところもありましたが、焦ることなく丁寧に着実に覚えていくことを心がけました。反復を繰り返せば必ず覚えられるものです。同時に夏期講習のテーマ史の教材も併用して学習していたので特に知識の定着が深まり、内容をテーマ別に少し違った角度からも学習出来たので、この方法はすごく効果的でした。

周りの受験生は日本史における夏期講習をどのように考えていたか

私の友達で教科書と用語集を購入し、教科書を音読しながら覚え、難しい語句は用語集を見て確認するといった方法で勉強している人がいました。 わたしからすると教科書や用語集の厚さを見ると、こんなにやるのかと、やる前からやる気が失せてしまいそうでした。しかも効率的な勉強方法とは思えませんでした。また、夏休みなら時間があると思いがちですが、わたしの経験上、夏休みは長そうにみえて本当にあっという間ですし、日本史だけでなく他の科目も同様に勉強しなければなりません。ですから、時間のかかる勉強方法はあまりおすすめできません。

夏休みこそ、プロの先生が教えてくれる予備校の授業を受けてみるのも、夏休みに賢く勉強する方法の一つだと思います。実際に私の友達にも、夏期講習に予備校の授業を受けたという人はたくさんいました。1講座4,5回でさくっと受けれるので、そこまで他の科目の支障にもならないと思いますし、その後の自分の勉強スタイルにも大きく影響してくると思います。わたしはこの方法をおすすめします。

夏の暑さ対策

私は必ず水筒を持ち歩くようにし、熱中症にならないようにこまめに水分補給をするようにしました。あとは、自習室は冷房が効いているので、毎日朝から晩まで自習室にこもって勉強するようにしていました。


夏に受けた模試の成績

日本史の成績は上がっていましたが、英語と国語は自分が期待していたほど上がってはいませんでした。正直、私は夏に何をやっていたのだろうと、夏休みを振り返りながら少々落ち込みました。いろんな人に「夏を制する者は、受験を制す」などと言われ、毎日朝から晩まで塾にこもって必死に勉強していたのに、自分が目標とする点数にまで届かなかったので少し不安になりました。

その要因はおそらく、教科ごとの学習時間とその深さにあったのだと思いました。英語は必ず毎日やるようにしていたので、時間を多くかけていたのですが、国語は気が付くと3科目の中で優先順位が一番最後になってしまい、勉強する時間が少なかったのだと思います。英語はもともとそこまで得意な科目ではなかったので急に伸びるとは思っていませんでしたが、国語は出来るときは高得点を取れる科目だったので、少し油断してしまったのかなと思いました。常に高得点、つまり合格点に近い点数を取れるようになることが最終目標になってくると思うので、どの科目についても言えることですが、結果に一喜一憂せず自分が間違えたところを必ず検証することが大事になると思います。

スランプはあったか。どのようにして乗り越えたか

スランプは何度もありました。今の自分には何が足りないのか、どうやったらそれを補えるのかを常に考えていました。いろんな方法を試してみたり、代ゼミの講師の先生に相談したりするなどして、一刻でも早くスランプから抜け出す勉強方法を探しました。

でも一つここで言えるのは、何が足りないのかを正確に判断することがとても重要になると思います。この作業の繰り返しがやがて合格へと繋がっていくのではないかと思います。

受験校は決まっていたか。いつぐらいから決めていたか

夏休みが終わるくらいから模試の結果を見つつ徐々に決め始めていきました。

ストレス解消(息抜き)にやっていたこと

この時期にしかできないことをやることです。さすがにプールや海へは行けませんでしたが、母校の野球部が強かったので、高校野球の応援に行きました。自分と同じ世代の選手が汗を流しながら全力でチームのために奮闘している姿はとてもかっこよく、自分も頑張ろうという気持ちになりました。野球に少しでも興味がある人は、高校野球はテレビでも放映する試合もあるので、少し疲れた時などに、気分転換に見るのはとてもいいと思います。ただ、試合が白熱して、時間が過ぎるのを忘れて見過ぎるのだけを注意してもらえれば、すごくいい息抜きになると思います。

あとは、予備校の行き帰りに好きな音楽を聴くこともしていました。行き帰りの歩く時間くらい少し勉強から離れて、自分の好きな曲に夢中になるのもいいかなと思います。


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