6月30日、7月7日の近代文化史特別講義を受講した皆様へ

大手予備校や塾による夏期講習の宣伝が、テレビや雑誌などで本格的に行なわれる時期になりました。受験生(特に現役生)にとっては、少し大学受験が身近に感じられる頃だと思います。そうしたこともあり、学校法人代々木ゼミナール大宮校、横浜校、名古屋校で行われた文化史特別講義「明治時代~昭和初期の文化史特別講義」は午前中や、午後の3時からのスタートにもかかわらず両校舎合計で160名以上の参加をいただきました。当日に参加していただいた受験生もいましたので、最終的にはもう少し多くの方にご参加いただいたようです。

参加した受験生の皆様。大変お疲れ様でした。近年の傾向を踏まえつつ、網羅性のある講義を心がけましたので、予定時間を少しオーバーしてしまいましたが、ご満足いただける講義だったでしょうか。後日になっても構いませんので忌憚のないご意見を代ゼミ指定のアンケート用紙にご記入下さい。いただきましたご意見、ご要望は、できる限り今後の講義に反映させていきたいと思います。

今回の特別講義は参加者の3割近くが現役生でした。日本史の文化史出題の頻度が増している傾向を察知してその対策をたてようとしている高校生が多いことにも驚きましたが、90分以上にもわたる講義を集中力をきらさず、きちんとノートをとり授業を受けていたことに正直感動しました。高校生は浪人生に比べて受験勉強をする時間が少ないですが、効果的効率的に学習をすれば量的な時間の差は縮めることは十分可能です。これからもがんばって下さいね。

もちろん、卒業生の方も去年の反省から各時代の文化史の克服に時間をかけてとりかかっていることでしょう。今回の文化史イベントが受験生の最も苦手とする明治時代~昭和初期の文化史の克服に役立てることができればなによりです。お分かりだと思いますが、講義は「受けっぱなし」ではなく知識を身につけるための反復学習が重要です。

なお、今回の文化史特別講義は高等学校様のご要望があれば、出張講義を行なっております。学校法人代々木ゼミナール講師としてご指名の場合は代ゼミ各校舎へ、日本史講師として私個人にご依頼の場合は、トップページ右の講演依頼フォームから問い合わせ下さい。

今後、学校法人代々木ゼミナールの大宮校、横浜校では11月にセンター試験や早稲田大学対策講座のイベントを行う予定です。早稲田大学の受験を考えている受験生は是非とも参加をご検討下さい。

また、この場をかりまして、今回の特別講義に御校の大事な生徒様をお預けいただきました、高等学校の先生方、国大Qゼミの室長をはじめとする代々木ゼミナールサテライン提携校及びサテライン予備校の関係者の方に厚くお礼を申し上げます。


日本史講師 土屋文明